村上木彫堆朱
村上地方の漆技は今から約600年前、京都から寺院建築に来た漆工が始めたと伝えらています。
その後歴代藩主はこれを奨励し、漆樹栽培が一段と活発になり、今より約270年前に村上藩士 頓宮次郎兵衛により木彫堆朱・堆黒が藩内に広められ進歩発展して参りました。
村上木彫堆朱が世に出て以来、その技法は今なお保持され、昭和30年2月には「新潟県文化財」に指定され、昭和51年2月に「国の伝統的工芸品」の指定を受けております。なお、近年になり新たに技法が生み出され現在では、堆朱・堆黒・朱溜・彩漆・金磨・三彩彫といった6種の技法をひとくくりとして村上木彫堆朱は成り立っております。(文及び写真は村上市のHPより)
鮭
村上では古くから三面川(みおもてがわ)の鮭を『イヨボヤ』と呼んできました。
「イヨ(イオ)」と「ボヤ」はともに魚を意味する言葉で、三面川の鮭を「魚の中の魚」「三面川の鮭でなければ鮭とはいえない」と言い切るほど、鮭と密着した生活を営んできました。
村上の鮭の歴史は古く、平安時代には遠く京都の王朝貴族に献上されていたことが記録に残っています。
江戸時代に入ると鮭は村上藩の貴重な財源とされ、自然ふ化増殖システムである『種川の制』を考案し増殖に努めました。
また、明治時代には、日本初の人工ふ化に成功し遡上数の大幅な増加が見られました。
このような長い歴史の中から、村上では独特の鮭文化を築き上げてきました。
一年を通しておいしく食べられる百種類以上の鮭料理を生み出し、それぞれの家庭で、それぞれの自慢の味が親から子へ、子から孫へと守り伝えられています。(文及び写真は村上市のHPより)
村上の地酒
清らかな三面川の伏流水に恵まれ、背後に上質の酒米産地を持つ村上は、伝統の酒処です。気候風土に恵まれ、全国的に名高い越後杜氏の職人の技によって醸される村上の地酒は、美酒、銘酒として高い人気を誇っています。
毎年11月末日より新米による仕込みが始まり、江戸時代からの伝統の重みを受け継いだ職人たちの技による銘酒が、誕生します。(文及び写真は村上市のHPより)
村上茶
毎年5月になると、村上茶の新茶の摘み取りが始まり、店頭に並び始めます。
北限の茶処として有名な「村上茶」は、独特のまろやかさで、高級茶として親しまれています。(文及び写真は村上市のHPより)
村上牛
山紫水明、風光明媚な美しい自然の中で、コシヒカリの稲わらと乾草をたっぷりと与え約2年。人情の豊かさを織り交ぜながら、のびのびと育てられた高級和牛です。
その肉質は、色鮮やかで風味良く「一味違う黒毛和牛」と賞され、特にサーロインステーキの味は絶品です。 (文及び写真は村上市のHPより)
-平成8年度全国肉用牛枝肉共励名誉賞(最高位)受賞-