ごみ処理の流れと設備紹介
●ごみ計量器- この施設に搬入されるごみを計量し、同時に重量等のデータを記録します。
●プラットホーム- 収集されたごみをごみ投入扉から、ごみピットに投入します。
●ごみピット・ごみクレーン- ごみピットにいったん貯留したごみを、ごみクレーンで撹拌し、ごみ投入ホッパから焼却炉に送り込みます。
●汚泥移送設備- 下水汚泥およびし尿汚泥をごみの焼却熱を利用して混焼します。
●中央制御室- ごみ焼却炉およびごみクレーンの運転制御、ならびに公害関連機器の監視・制御など、すべての運転操作・管理を集中して行います。
●焼却炉- 炉内に入ったごみは、約850℃~950℃の高温で焼却し、あわせてごみの臭気成分を熱分解します。
●ボイラ- 焼却炉で発生した熱により、蒸気を発生させます。
●蒸気タービン・発電機- ボイラで発生した蒸気を利用して、最大1,370kWを発電します。
発電した電気は、施設内で利用し、余剰電気は電力会社へ売却します。
●灰ピット- 焼却灰は灰ピットに一時貯留したのち、トラックで搬出します。
●エコノマイザ- 排ガスの熱を回収し、ボイラへの給水を加熱します。
●減温塔- 排ガスに冷却水を噴霧し、排ガスの温度をダイオキシン類の除去に適した温度にします。
●ろ過式集じん器- 排ガスに含まれるばいじんおよびダイオキシン類等の有害なガスを、特殊なフィルタで取り除きます。
●触媒反応塔- 窒素酸化物等の有害なガスを、取り除きます。
●排水処理設備- 排水は下水排除基準値以下まで処理後、工場内で再利用し、余剰水は下水道に放流します。
●飛灰処理設備- ろ過式集じん器等で捕集した飛灰を薬品で処理し、セメント固化することにより安定化を図ります。
●誘引通風機- 焼却炉内の排ガスを誘引し、煙突へと導きます。
●煙突- こうしてきれいになった排ガスを煙突より大気中へ放出します。